物語と日記

内海淡水のフィクション・物語と日記のブログです

ハッピーライフ

ハッピーライフ-1-

-1-
彼女の名前は佳織と云った。
裕二と佳織は午後二時に、梅田紀伊国屋のビッグマンの前で待ち合わせた。
待ち合わせする女子が多い中で、裕二が先に来たから、柱の陰で待った。
佳織が来たのは五分遅れ、その日、佳織は、ある決心をしていた。
裕二から誘われ、手を握り合ったけれど、それ以上の進展はなかった。
未経験、佳織、大学の三年生になっているのに未経験だった。
裕二は、そのことを知らない。
佳織は、裕二が経験者なのかどうかわからない。
そのことについて、二人のあいだで、言葉を交わしていなかった。
お初天神の方へいくとラブホテルがある、佳織は承知していた。
裕二がそれとなく、そちらの方へと歩いたので、佳織はそれに従った。
ドキドキした。
顔が火照ってくるのがわかる。
初めてのことだから、どうしたらいいのか、わからない。
ホテルの名前はハッピーライフと云う看板が出ていた。
裕二が入り、佳織が一歩後ろから従った。
部屋へ入ったところまでの記憶がない。
佳織が覚えているのは、そのあとのことだ。
ぐっと、こらえて、痛み、はじめてのときは痛い、とは読んでいた。
裕二は、初めてではなかったようで、佳織には優しかった。
痛いから、と言ったら、じゃいっかいだけいれて終わろう、と言った。
下半身裸だった。
佳織はブルマを脱ぎショーツを脱いだ。
裕二はパンツを脱ぎトランクスを脱いだ。
下半身が裸になった佳織に、裕二が覆いかぶさってきた。
足を開いた佳織に痛みが走ったのは、その直後だ。
「うっ、ううっ、いたい」
無言だった裕二が、顔を撫ぜてくれて、痛みがおさまった。
「でも、いいの、がまんする、だから」
佳織の囁きに裕二が、いっかいだけいれて終わろう、と言った。
痛みをこらえ、裕二のモノを挿しこまれて、佳織は、終えた、と思った。

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ハッピーライフ-2-

-2-
佳織と裕二は、もう友達関係ではなくて恋人関係になっていた。
あれからはLINEで二人だけのトークをする佳織と裕二だ。
夕方に会って、梅田界隈で食事して、お初天神のラブホテルへ行く。
会って言葉にはできないこともLINEでなら書き込むことができる。
「あって、やりたい、いいんだろ、佳織」
裕二は、もう佳織のことを佳織と呼び捨てにする。
「あって、なにするん、いいけど、裕二となら」と佳織も裕二と呼び捨てだ。
まだ学生、大学生、三年生、21歳、佳織と裕二は、同じ大学、学部が違う。
初体験して、佳織は、裕二に寄り添ってしまって、主導権は裕二だ。
ラブホの部屋は洋間で大きなベッドがあって、小ぎれいな綺麗なレースのカーテンだ。
「ああ、裕二、だめ、そこ、ああ、裕二ぃ」
佳織は、全裸になってベッドの上に仰向きになっている。
裕二も全裸で、佳織に添うようにして腕を乳房にかぶせている。
キッスして、寝そべったまま、抱きあい、柔肌をまさぐりあうのだ。
照明はスポットライトで、裸体が美しく見える色だ。
白い肌、佳織の肌は乳白色で、柔らかい。
裕二は、筋肉、そこそこ硬い腕、硬い腰、それにそのモノも硬い。
手を乳房にかぶせられ、裾から揺すられる佳織だ。
佳織は、裕二の腰に手を置き、腰からのモノを握るように仕組まれる。
「うん、なぶって、いいんだ、おれのん、いいんだ」
「うん、ああ、裕二ぃ、ああっ、かたい、かたいのね」
「うん、うん、佳織、入れるから、いいね」
裕二がうつむきになり、あおむき佳織のからだにからだを擦らせる。
佳織の太腿をひろげさせ、膝をたてさせ、その間に裕二の下半身だ。
佳織は、裕二がなすがまま、仰向き、足をひろげ、膝をたてるのだ。
裕二が抱いてくるから、佳織も腕を背中にまわして、抱いてしまう。
キッスしながら、下腹部に、痛みのようなヌルヌル感を覚える佳織。
裕二は、下腹部の硬くしたモノを、佳織の股間へ、挿し込んだ。
「ううっ、うっ、うっ、うううっ」
佳織の呻き、男と女が唇をかさね、舌をからませ、からだを交合させていくのだ。

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ハッピーライフ-3-

-3-
ラブホテルでするにはお金がかかるというので裕二のワンルームへ行く。
週末の夕方に、佳織が裕二のところへ赴くのだ。
というのも佳織のワンルームは女子学生専用のワンルームマンションだから。
もしそのマンションで友人と顔をあわすとまずいので、迷いの挙句、裕二の部屋だ。
裕二のワンルームは、吹田の駅から歩いて五分、六畳一間、男の部屋だ。
佳織が初体験してから二か月が過ぎたころだから、その年の10月になっていた。
そろそろ暖房がいる季節になって、裕二は電気のストーブを買った。
殺風景といえば殺風景な男子の六畳一間で、佳織が窓にカーテンを吊るした。
淡いピンク系の色合いで、遮光にもなるカーテンだ。
裕二のベッドはシングルで、佳織が来るのでシーツを新しいのにした。
少しずつ生活に潤いがでてくるような部屋のないぶになってきたのだ。
「うううん、だって、裕二と一緒だから、わたしわ、うれしいのよ」
「それなら、ぼくだって、うれしいけどさ、いいよね」
まだ洋服を着ている佳織、裕二だって洋服を着たままだ。
佳織がやってきて、まだ五分しか経っていないから、しらふのままだ。
佳織の方が積極的だ。
裕二に抱かれたい、早く抱かれたい、裕二の方が躊躇する。
いつものパターンで、佳織が後ろ向き、後ろから裕二が抱いてくる。
立ったまま、狭い裕二のワンルーム、ベッドがあり、勉強机があり、ちゃぶ台がある。
立ったまま、佳織が勉強机に向いて立って、裕二が後ろから抱いてくる。
「ああん、裕二、そろっと、そろっとよ、きついのだめだよ」
裕二が、セーターとブラウスの裾から手を入れてくる。
スカートは穿いたまま、セーターとブラウスが胸まで引き上げられ、お腹が露出される。
ブラジャーをつけているから、背中のホックを裕二がはずし緩められ、持ち上げられる。
セーターとブラウスとブラジャーが胸のうえにまで持ち上げられると佳織は半裸だ。
後ろから抱かれる佳織が、向きを変えられ、裕二と向きあい抱きあう格好になる。
そこで、佳織はキッスされ、舌を絡まされるから、絡ませます。
暖かい、軟体動物が這う感じで、舌と舌が絡むと、佳織は目をつむってしまう。
裕二の左手が、背中を抱き、右手が乳房を弄りだします。
キッスして唇をかさねたまま、舌を絡ませながら、乳房を弄られる佳織だ。
男の裕二は、しらふで佳織の身のうごきを観察するが、佳織は放心していく。
「ううっ、うう、ううっ、ああ、ああっ」
唇から唇が離され、裕二の唇は、佳織の乳房へとおろされるのだ。
勉強机の天板にお尻を乗せられる佳織。
上半身を抱かれ、セーターを脱がされ、ブラウスのボタンをはずされる。
ブラジャーをはずした乳房を弄られだす佳織。
裕二の唇が、佳織の乳首をつまんで、揉んでやる。
佳織は、裕二の首に腕をまわして、反り返る。
スカートを穿き、ブルマを穿き、ショーツを穿いた腰から下はそのままだ。

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ハッピーライフ-4-

-4-
男のすえた匂いがする裕二のワンルームだった。
佳織が最初にこのワンルームへ来たとき、その匂いに咽んだ。
べつに嫌いな匂いではなかったのは、男子の匂いだと思ったからだ。
窓を開け、換気扇をまわし、六畳のワンルームからは直接見えないキッチン。
ホコリが溜まったようなステンレスを、佳織は、布巾に洗剤をつけて綺麗に磨いた。
裕二は、佳織の清潔癖に、感心したが、お礼は言わなかった。
佳織のコスメは、見た目、ほぼ素肌だと思える程度だ。
ファンデーションを使い、頬を白く明るくする程度、ルージュは薄めだ。
その佳織の肌は、ぶよぶよではなくて、若くに締まっている。
乳房もそんなに大きくはなく、ぷっくら膨らんでいるが、さほどではない。
裕二は、佳織のことをしだいに好きになってきて、関係ができた。
佳織にしても、裕二が、あまり出しゃばらないところが、好きだ。
好きな感情があったから、セックスのこと、男と女の関係になったのだ。
「ああん、裕二、あああん、だめよ、ああん」
机にお尻をおいた佳織は、上半身、裸になってしまった。
裕二が、それに合わせるようにして、上半身裸になった。
キッスする、裕二が佳織の背中へ、左腕をまわし、右手で、乳房を弄る。
佳織は、裕二が穿いたズボンの前ジッパーを降ろし、手を挿し込む。
裕二が穿いているブリーフのなかへも右手を潜らせ、勃起しはじめたモノを握る。
裕二は、裕二で、佳織のスカートをめくりあげ、黒のブルマを脱がしてしまう。
柔らかい素材の木綿ショーツを穿いた佳織は、裕二の手が入るのを待っている。
「うううん、ああん、ああっ、けいすけ・・・・」
キッスを解き、裕二がベルトを外して、ズボンをj膝まで降ろした。
それとともにブリーフから勃起モノを取り出し、露出させてしまって握る。
握り方はこうだ、右手で15㎝ほどの真ん中を軽く握って、硬さを確かめる。
そうしているうちに裕二が、佳織の木綿ショーツのなかへ臍の方から手を入れる。
ブリーフを穿いたまま、ショーツを穿いたまま、裕二と佳織は互いの性器を弄る。
大学三年生の佳織と裕二、同じ学校、同じ学部だから、以前から顔見知りから友達へ。
好きだと言い出したのは裕二の方で、最初の頃の佳織はそっけなかった。
でも、あの夜、佳織も裕二も、意識していて、お初天神のラブホテルへ自然と入れた。
佳織は初体験、つまり大学の三年生になるまで男子と交わるのは未経験だったのだ。
裕二は、といえば佳織が三人目の女子で、だいたい一年に一人の割合でつきあった。
裕二の部屋へ来るようになったのは、佳織が初めてだ。
前につき合った二人は、ラブホテルへ数回行った程度で、別れたのだった。
佳織とは、もう関係を持つようになって三か月以上が過ぎていて、経験日数12日だ。
週に一回ペースで、会って、セックスして、食事して、別れるのだ。
佳織はスカートを穿いたまま、ショーツは脱いでしまい、裕二は下半身剝き身。
机にお尻を置いていた佳織が、立ったまま裕二の前にしゃがみこむ。
裕二の腰からニョキリ起つペニスに唇をつけ、口のなかに頬張るのだ。

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ハッピーライフ-5-

-5-
裕二のワンルームは狭いけどゆっくり気兼ねなくリラックスできる佳織だ。
顔を見られても知らない人ばかりだし、なにより、お金がかからない。
ラブホテルだとお金がかかって、時間を気にするからゆっくりできない。
裕二の部屋は、佳織が来るようになって、淡いピンクの匂いが漂うようになった。
勉強机の天板に座っていた佳織が、立ち上がり、そのまま裕二の前でしゃがみこむ。
下半身裸になった裕二の腰からニョキリ起ったペニスを口のなかに頬張るのだ。
スカートだけの佳織は、乳房を出したままだ。
下半身も裸だが、スカートを穿いているから、太腿の上部から腰までは隠れている。
裕二が腰を突き出す。
佳織は右手に裕二のモノを真ん中から握る。
握った手をそのまま根元の方へ降ろす。
裕二のペニスは亀頭が剥きでる。
佳織は、その亀頭を唇に挟んで、ぎゅっと締めるのだ。
締めたまま、唇をぐっと手の方へ降ろし、裕二のモノを口に含むのだ。
「おお、うう、ああ、おお、いい、ああっ」
裕二は腰を突き出し、腰に力を込め、佳織の手の中でいきりたたせる。
ぶちゅぶちゅ、じゅるじゅる、かすかに佳織の唇から濡れた音が滲み出る。
そうして佳織は、左右の手の平を裕二のお尻に当て、ペニスを唇だけでなめる。
なめながら、口の中にペニスを含み、抜き、陰茎を横から唇に挟む。
「ふうう、うう、ううっ、ふうう、うう、ううっ」
佳織の裕二への施しがそこそこ終わると、佳織は立たされ勉強机に座る。
裕二は机に向かう回転椅子に座り、佳織が穿いたスカートをめくりあげる。
ブルマもショーツも穿いていない佳織は、裕二の目の前に羞恥部を晒してしまう。
「ああ、だめよ、ああ、だめったら。ああん、ゆうじぃ」
足裏を裕二が座った椅子の肘掛に置く佳織。
膝をひろげて腰をまえへ突き出す格好だ。
手の平は勉強机の天板に置いて、胸を張る格好だ。
「ああん、あん、あん、ゆうじぃ、ああっ」
裕二は、佳織の太腿を、肩に担いで、顔を股間へ近づける。
佳織がいちばん恥ずかしがる処を、見てやって、唇で弄っていく。
先には女が男のモノを口で愛撫したから、次には男が女の処を口で愛撫する。
佳織は裕二に股の真ん中を舐められながら、交わり合わさるところへ導かれる。
裕二のワンルームは六畳で、ベッドや机や本棚が、ちゃぶ台もあるから狭い。
狭いけど、佳織には、人の目を憚らない、リラックスできる場所になっているのだ。

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ハッピーライフ-6-

-6-
窓の遮光カーテンは半分閉じられているけど、明るい光が入ってくる。
まだ夕方の時間にも早い午後四時過ぎだ。
シングルベッド、勉強机、机に向かう椅子は肘掛がついた回転椅子だ。
佳織はフレアのスカートだけ、裕二はシャツだけ、まだ身につけているから羞恥はない。
勉強机の天板にお尻をおいて、太腿を裕二の腕に担がれて、手を後ろに着く佳織。
太腿から膝をひろげて足裏を、勉強椅子の肘掛にのせる佳織だ。
股の前にいる裕二に、スカートを腰までめくり上げられてしまう佳織。
スカートを穿いているとはいっても、腰にまとめられ、お腹から下が裸だ。
股のまえに、裕二の顔が来る。
佳織は、恥ずかしい気持ちになる。
男の目線に、自分の股間を晒すなんて、考えられなかった現実。
「ああっ、ゆうじぃ、ああん、あっあん」
ぺったり、裕二の唇が、佳織の股間へ押しあてられ、うごめかされる。
佳織は、股間への口づけを、受け入れ、微妙に腰を揺すってしまう。
「ううううっ、うっふふふっ、いいだろ、かおり」
ぐちゅぐちゅ、裕二は唇で佳織の恥部を弄って、顔をあげ、佳織に言葉をかける。
「ああん、恥ぃ、恥いんだから、ああん」
ばっちし、男の目の前に股間をひろげている自分に、羞恥を覚える佳織だ。
ふたたび顔を股間にあてつけられ、唇で羞恥唇をまさぐられ、ひろげられる佳織。
じゅるっ、じゅるっ、とろっ、とろっ、気持ちの中に身体のうごめきを感じだす佳織だ。
ぺろぺろ、ぐちゅぐちゅ、裕二は指を使わなくて、唇と舌だけで、秘唇を弄る。
とろりと濡れだす佳織の奥、裕二の舌先は、入り口をまさぐるだけだ。
立ち上がる裕二、勉強机から降りる佳織、二人は全裸になり、抱きあう。
明るい部屋、電気ストーブが入る、無音に近い、静寂の中、男と女が抱きあう。
ぽっちゃり女子学生の佳織、そこそこ筋肉質の裕二が、抱きあい、キッスする。
男のモノは硬くなり、女のなかは濡れている。
佳織がベッドに仰向けで、寝る。
裕二が佳織の足をひろげさせ、膝と膝の間にうつむきで、裸の上半身をかさねるのだ。
男のモノを、女のなかに、埋め込む。
「ううっ、ううっ、ふっううっ」
「ううううっ、うう、うう、おおっ」
佳織のなかに裕二のモノが、ぶすっと挿し込まれるとき、佳織が呻き、裕二が呻く。
埋め込んだまま、抱きあう佳織と裕二だ。
柔らかいベッドのシーツは佳織の好みで薄ピンク、クッション枕も薄ピンク。
まるで女子の部屋のような裕二のワンルーム、色彩、柔らかい。
「あああっ、はぁあん、あん、あん、ああん、ゆうじぃ」
「うっ、うっ、おお、ああ、いい、かおり、いいよぉ」
「ああん、いい、いい、もっと、ああ、ああっ」
上半身かさねあって抱きあって、裕二は腰を揺すり、、ゆっくり、尻を前へ後ろへ。
佳織は、からだの奥をやわらかに、刺激される感触で、呻きの声を洩らしてしまう。
「ううっ、ああっ、ゆうじぃ、ああ、つけてして」
裕二は、佳織のいうことに逆らわなくてすきんをつける。
最初のころは外出しだったが、佳織が通販ですきんを買った。
男と女、生殖のことから遠ざかっての快楽を求めるのだから、その道具だ。
つけおわったら、あとは、一途に、佳織をよろこばせていくのが、裕二の役目だ。
「いい、ああ、いいいい、ああ、ああ、あああ~っ」
佳織のアクメに合うように、裕二がコントロールで射精を終え、重なったまま休止だ。

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