物語と日記

内海淡水のフィクション・物語と日記のブログです

愛の音色

愛の音色-1-

-1-
 小杉裕二が淀屋橋の駅に着いたときは、すでに午後九時をまわっていた。通勤ラッシュが終わったあとだが、勤め帰りの男女で、まだホームは混み合っていた。出町柳行きの特急電車を乗るのに並んだホームで、黒いスーツを着た女性を見て、裕二は、今日も会った、と思った。じっと見ていると怪しまれるので、見て見ぬふりをする。女は、裕二の目を意識しているのか、ツンとして前を向いて立っている。独身男の裕二は、三十二歳になっている。大学を出て十年、サラリーマン、年収は500万円をこえた。独り暮らしだ。枚方から支線の電車に乗って星が丘で降りてから徒歩で三分。独り暮らしには贅沢な2DKのマンション住まいだ。そろそろ結婚してもいい歳だと、世間の男並みに考えていたのが三十前で、それからかれこれ三年が経った。
 電車が入ってきて、乗り込んで、出発を待つ裕二だ。勤め先は銀行、所属は淀屋橋支店営業部だ。気になるのはスーツを着た女性だ。彼女は枚方で降りる。そこまではわかっている。あとのことはわからない。わかったところで今どきのことだ、不審者扱いされてはいけないから、自分の中だけで、その女性を見定める。まだ若い、小柄な女性だ。スーツを着用しての通勤で、夜九時ごろまで仕事をしている職業は、なんだろうと推測する。まさか市役所じゃないだろうな。可愛い感じがする。ちょっと疲れているようにも見えるが、シャキっとした表情で前を向いている。警戒している。都会の中で女性は警戒する。女性を巡るトラブルは、特に痴漢犯罪は、格好のニュースになる。その女性が斜め前の席の通路側に座ったので、裕二は見るともなく、耳後ろからの姿を見てしまう。スマホを見るわけでもなく、会社からのフォルダを開くのでもなく、本を読んでいるのでもなく、じっとしている女性だ。
 日曜日の午後に、枚方の駅前で、その女性と会った。会釈してきたのは、女性の方だった。裕二はドキッとしたが、会釈には会釈で返した。普段着らしい。しゃれたワンピース姿で、ズック靴を履いていた。髪の毛はポニーテールにしているのはいつもと一緒だ。二度目に会ったのは、駅前から50メートル先にあるコンビニだ。女性はスナック菓子とジュースをレジにおいて、カードで精算している。裕二は、パンを買うのでレジで彼女のうしろに並んだ。
「ええ、大丈夫です、こちらこそ、ごめんなさい」
裕二が手にぶら下げたポリ袋が、女性の手に触れてしまったのだ。すみません、と云った裕二に、ちらっと目線を裕二に向けた女性が、あやまってきた。いちゃもんをつけられたら困るから、わるくはなかっても謝る、というのがトラブルにしないコツだ。
「よく、駅で、おみかけしますね、淀屋橋の」
「そうですね、お見受けしたことあります、そうですね」
裕二は、コンビニを出たところで、その女性に声をかけた。女性は警戒心を解いたかのように、親し気に応対してきた。これが裕二と奈美が交わした最初の会話だった。

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愛の音色-2-

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 向井奈美が警戒心を解いて小杉裕二へ微笑みかけてきた。コンビニを出て、駅舎へ戻るまで並んで歩いた。奈美は微笑みかけてきたけれど、明るい顔つきではなかった。憂いある、といえばいいのか、日々なにを考えているのか、都会暮らしにつかれているのだろうか。淀屋橋で見かける奈美を、裕二が感じて思った妄想だ。休日の奈美は、その憂えたイメーヒを払拭していた。私服、ワンピースは白っぽいフレアスカート、膝下が半分まで隠れる服装だ。スーツ姿の奈美はボディラインがはっきりわかり、小柄だがボリュームあるように見受けた。柔らかい素材のワンピースが体形を隠している。
「ええ、LINEしてます、それなら」
「ぼくもLINEつながってるから、友達になりましょう」
フリフリして友だちになって、フェースブックもしてるというからそこでも友だちになった。裕二は駅のホームにあがったが、奈美は改札は通らずに反対側のバスストップの方へ行った。
 奈美のフェースブックを引いてみる裕二だ。名前は向井奈美、枚方市在住、それだけの表記で、学校名とか職業とかは表記されていない。自己紹介のところに、詩を書いています、写真を撮っています、ふつうのOLです。裕二は、ふつうのOLです、という表記に、なんだふつうのOLって、とつぶやきながら、微笑んでしまった。詩を書いてる、写真を撮ってる、という趣味にも好感を覚えた。年齢はわからないが、まだ若い、と感じた裕二だ。奈美の方は、ワンルームの部屋に戻ってから、裕二のフェースブックを引いてみた。大学名が学部学科まで記入されていて、大阪府交野市在住、京都出身、とあるのを確認した。職業は書かれていない。奈美は、この男を淀屋橋で見かけるのは、スーツを着た姿だから、サラリーマンだと思う。ただ細かなことはわからない。LINEで、先ほどはありがとう、よろしくお願いします、とトークが入ってきたので、奈美は、こちらこそ、よろしくお願いいたします、と返した。そこでトークは終わった。
 <いい人かもしれないな、きちっとしてる感じだし、いくつやろ>
奈美は、買ってきたお菓子とジュースをテーブルにおいて、日曜日の午後三時、くつろぎながらテレビを見る。スマホで外とつながる。頭の中で、先ほど知り合った小杉裕二という男のことを詮索しはじめる。想像にしかすぎないのに、サラリーマンしている男子一般のイメージを、顔だけ裕二に置き換えて、描いているのだ。いま、奈美には、彼がいない。短大出て、二十歳を過ぎて、お勤めするようになってもう五年にもなるというのに、ずっと彼がいない。営業の仕事だから、ノルマがあるし、会社訪問だから家庭訪問よりもやりやすいとは云うものの、奈美にはうんざりする日々だ。

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愛の音色-3-

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 メッセンジャーで文をやり取りして、土日が原則、奈美も裕二も休日だとわかったので、土曜日に会えないか、と打診したのは裕二のほうだ。奈美は、その誘いに乗ってきた。11時に枚方駅前で会って、そこから京都へ行こうかという約束になった。当日、11時に枚方駅の改札前で待ったのは小杉裕二の方で、15分も早く改札前で待つことになった。向井奈美が来たのは11時丁度で、ハイキングにでも行けそうな服装だ。ジーンズに上着はブレザー、帽子を被りリュックを背負っている。
「待たせましたかしら」
「そんなに待ってませんよ、じゃいきましょうか」
「定期で入って、降りるときに精算しましょうか」
「ぼくも定期だから、そうしよう」
ホームへあがって、京都は出町柳行きの特急に乗る。土曜日の昼前だが、淀屋橋からの特急電車は枚方で降りる人も多いから、乗り込んでうまい具合に二人並んで座れるシートが空いていた。奈美が窓側に、裕二が通路側に座った。
「営業って、ストレス溜まるから、発散しなくちゃいけないね」
「そうですよ、お誘いいただき、ありがとうございました」
奈美は笑顔を裕二に向けて、はしゃぐ感じで応える。裕二は、この奈美とは初めてのデートなので、身構えているけれど、案外、ラフでいいのかも知れない、と内心、ホッとした。奈美は、電車の中で、嬉しそうだった。キャラメルの箱を、膝に置いたリュックから取り出し、裕二に食べないかと勧めてきた。懐かしい森永キャラメル。どうして奈美がこのキャラメルを持っているんだろう、と裕二は気になった。
「そうなの、おばあちゃんと買い物にいったら、いつも買ってくれたから、森永」
「おばあちゃんって、いいね、いっしょに住んでるの?」
「いいえ、わたしは、ひとり住まいよ、おばあちゃんは金沢にいるの」
「そうなの、向井さんはどこ出身なの、ぼく、まだ、知らないよ」
「わたしは、大阪、短大でるまで吹田にいましたよ、お勤めしてからはひとり住まい」
「ぼくは、九州、博多、大学が京都でした」
「それは、フェースブックに載ってたから、わかります」
「仕事が大阪で淀屋橋だから、交野のマンション買ったんですよ」
「ああ、四条までいきましょうか、四条で降りて」
「そうだね、お昼を食べよう、古い洋食店があるんですよ」
京阪電車の祇園四条駅を地上へあがると、菊水というレストランがある。裕二は、一階が喫茶だけれど、二階のレストランの方を選んで、奈美と裕二の、初めての食事だ。銀行員の裕二には、その店がそれほど高くはないと思う。奈美は、日常の生活レベルで思うと、贅沢な店だと思う。裕二がおごるという前提で、この菊水でビーフカツレツの定食を食べる。白い布巾がしかれたテーブルに、プレートが運ばれてきて、スープがきて、パンがきて、テーブルに二人分が並んだ。奈美は、目を輝かせている。裕二には、奈美が、よろこんでいる様子が、わかる。
「八坂神社へ行って、それから清水の方へ、行こうかね」
「ええ、小杉さんにおまかせです、わたし、京都のこと、わかりませんから」
裕二が京都の大学に通っていたということがわかる奈美だ。裕二が京都のことをよく知っているはずだ、と思うのだ。

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愛の音色-4-

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 八坂神社の石段をあがって、本殿でお参りして、円山公園へと歩む裕二と奈美だ。大学生時代には京都に住んでいたことがある裕二には、京都の観光地のマップは頭に入っている。丸山公園から右手にいくと高台寺へ行くルートだ。左手へいくと知恩院から青蓮院を経て岡崎公園のルートだ。
「京都は、よく、ご存じなんですか」
奈美が、円山公園から野外音楽堂の傍を通って五重塔が見えるあたりで、聞いてくる。裕二は、あまり詳しくは知らないが、といいながら、この界隈のことを話題にした。
「お茶、しようか、いい処が、あるんですよ」
高台寺に入る前を通って、突き当たるところに、かって画家のアトリエがあった館がレストランとカフェになっている。そこへ裕二は、奈美を連れていく。入り口から、通されて、喫茶ルーム。和の庭が見える。落ち着く雰囲気が醸されている。土曜日の午後、観光客が多くみられる。いかにも旅行に来ている女の二人づれは、京都観光のガイドブックを開いてみている。男女のペアもいる。そのことでいえば、裕二と奈美も、男と女のペアだ。それなりの身なりをしている裕二に、まるでハイキングに来たスタイルの奈美だ。32歳の男と25歳の女のペアだ。
「こんなところ、ご存じなんですね、小杉さん」
「学生時代には、あんまり、こんなところへは来なかったけど」
「素敵な、静かな、わたし、落ち着きます」
なにを期待しているのか、裕二は、奈美を目の前にして、いま、此処にいることを、まるで他人事のように思えるのだ。奈美は奈美で、男の人と今、此処にいること、信じられないけれど、此処にいるんだ、と思う。
「神社巡りとか、好きですか」
「好きですよ、でも、ひとりじゃ、つまらないです」
「そうだよね、ひとりじゃ、つまらない、二人なら」
「ええ、二人なら、嬉しいです、今日なんて」
いつもあまり笑顔ではない奈美が、にこっと笑う仕草で応える。
「ぼくは、独り身なんで、夜のご飯も一緒に食べたいな」
「わたし、わたしだって、独り身やわ、そうね、土曜日だし、明日も休みだし」
「そうなんだ、連休なんだ、奈美ちゃん、何、食べたい」
「なんでも、小杉さんに、お任せ、です」
「そうだな、京都だし、湯豆腐かなぁ」
「あ、あ、有名ですよね、南禅寺とか、湯豆腐」
「嵯峨の方にも、嵐山かな、湯豆腐あるよ」
二人の初デートだ。清水寺までは行かなくて、二寧坂をのぼったところで市内の方へと道をとった。
「安井金毘羅さまって、あるんですけど、行ってみませんか」
言い出したのは奈美の方だ。縁切り縁結びを祈願する神社だ。東大路の鳥居をくぐって社のほうへ歩く。女子が圧倒的に多い。男女のペアできている男女は、奈美と裕二くらいだ。
「縁切りと縁結びだろ、あの穴くぐって縁切って、あの穴くぐってきて縁結び」
「わたし、切る縁なんてないです、縁結びだけです」
奈美は、笑いながら、向こうにまわって、穴をくぐり抜けてきた。縁結びだけ。ご利益があるのかどうか。祇園のほうへ行く鳥居をくぐった裕二と奈美。右手に、瀟洒なホテルがあるのが目に入る。奈美は、一瞬、ドキドキ。裕二は、立ち止まる。並んだ奈美と裕二だ。ハイキングスタイルでリュック姿の奈美が、裕二に従う。ラブホテル、まだ夜には早い時間だ。裕二が奈美の背中を押すようにして促すと、奈美は抵抗することなく、裕二についてきた。

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愛の音色-5-

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 裕二は慣れているといえるほどの経験ではないが、32歳になるまでには、女性との性交渉が何度かあった。25歳になる奈美は、性交渉するのは初めてだ。短大に通っていたとき、好きな男子ができて、きわどいところまでいったが、最後まではいけなかった。奈美の方に後ろめたさがあったからだ。それから会社勤めをするようになって、いくつかの恋をしたが、からだに触れあうところまでにはならなかった。
「いいえ、そうなんですけど、じつわ、わたし、はじめて」
「そうなの、奈美ちゃん、はじめてなのか、そうだったのか」
裕二から、初めて奈美ちゃんと名前で呼ばれて、奈美はきょとんとなった。受付でいわれた部屋にはいって、立ったままだった。ダブルのベッドに頭にスタンドと横に横長の鏡がある。丸テーブルと肘掛椅子がある。豪華な造りではないが、アンダーな色彩でまとめられている。奈美は、立ったまま、ドキドキする。
「初めてなら、そのようにしないと、いけないね」
「・・・・・・・」
「そうなんだ、初めてなんだ、そうなんだ、じっとしてれば、ぼくがしてあげる」
裕二がそっと抱いてきた。奈美は抱かれる。洋服を着たままだ。どうしたらいいのかわからないから、裕二がするがままになっておればいい。抱かれて、キッスされる。初めてのキッスだ。裕二の唇が唇を塞いでくる。奈美は薄く唇をひらいた。裕二も唇をひらいた。ヌルっとした感触を覚える。ザラッとした感触を覚える。舌が、舌に絡まってきた。奈美は、舌で受ける。<ああっ、ああっ、あっああん>心のなかで声にはならずに声になる。
「ううっ、ううっ、ふぅうううっ」
上着が脱がされ、カーペットの床に落とされる。ブラウスのボタンを外される。前をはだけられ、タンクトップをめくり上げられ、ブラジャーを外される。立ったままだ。裕二は、キッスして、唇を離し、またキッスしてくる。服を脱がされるあいだ、舌を絡ませることはなかった。
「ああっ、ええ、だいじょうぶ、だいじょうぶです」
小さな声を洩らすが、声質はこわばり、うわずっている奈美。ドキドキ感がおさまらない。怖いという思いはないが、どうして受けとめたらいいのか、なされるがままにしていたらいい、そう思う25歳の奈美だ。
「ぼくも、脱ぐ、脱いでいくから、奈美ちゃんもだよ」
奈美の頭のなかは真っ白だ。目の前で、裕二が上半身裸になって、露出した胸に抱かれる。抱かれて、ブラウス、タンクトップ、ブラジャーと脱がされてしまって、上半身裸になってしまう。
「あっ、ああっ、小杉さん、ああん」
裕二に左腕で抱かれ、右の手の平を胸のふくらみに押し当てられる。奈美は動揺する。どうしたらいいのか、手を払いのけない。なされるがままだ。奈美はデニムのズボンを脱がされる。裕二も脱いでしまう。ストキングが脱がされ、ショーツだけになる。裕二は、トランクスだ。そうして抱きあい、キッス、舌を絡ませるディープキッスだ。

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愛の音色-6-

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 小杉裕二32歳と向井奈美25歳は、京都東山のラブホテルにはいった。二人以外には誰もいない二人だけだ。男と女、磁石の両極よう男と女が、惹かれ合うのだ。奈美はショーツだけ、裕二はトランクスだの姿だ。初体験する奈美と経験ありの裕二だ。抱きあう。胸と胸をこすりあう。キッスする。裕二が奈美をリードする。
「ううっ、ううっ、うううっ」
<小杉さん、わたし、わたし、どうしょ、どうしたらいいの>
「ううっ、ううううっ、ふぅうううっ」
「ふうん、ふうん、ふうううん」
<奈美は受け入れる、なんでも受け入れる、受け入れる>
奈美は戸惑い、裕二は自信がでてくる。左腕に抱いた奈美の手をとり、トランクスのなかへ手を入れさせる裕二だ。奈美は、導かれるままに手を入れ、裕二のモノに触れる。触れて握る。硬い。柔らかい硬さだ。キッスを求められ、裕二の唇に唇をかさねる奈美。柔らかい。裕二の唇が柔らかい。
「はぁあ、ああっ、うう、うう、ううううっ」
裕二がショーツのなかへ手を入れてきて、股のなかへ、指を入れてくる。奈美は感じる。触られたことがない処を触られる。
<ああ、だめ、いいの、いいんだわ、いいのよ、ああっ>
奈美が握った手には男のモノがある。裕二がトランクスを降ろし、腰まわりを露出させてしまう。奈美は戸惑う。裕二がショーツを降ろしにかかる。お尻を抜かれ、太腿から膝へ降ろされ、足首から抜き取られてしまって、全裸になる。裕二も全裸になっている。全裸になって、男と女、二人が抱きあう。まだ立ったままだ。裕二がからだをまさぐってくる。奈美は男の手を感じる。冷たい。ザラザラした手の平の感触だ。太腿の内側を撫ぜられる。乳房を撫ぜられる。プルンプルンの乳房だ。男の手がまさぐってくる。奈美は、どうしていいのかわからないまま男のモノをぎゆっと握りしめてしまう。
「はぁああ、ああっ、小杉さん、ああん、だめ、こそばい、ああっ」
声になるかならないか、心で呟く奈美の声。奈美は抱かれてベッドに運ばれる。仰向きになる奈美。全裸だ。裕二はベッドの上、奈美の横に座る。座って、奈美を眺め、奈美を撫ぜる。奈美には右手に勃起する男のモノを握らせている。そうして、裕二は、奈美の膝を立たせ、太腿をひろげさせる。裕二が、ひろげさせた太腿のあいだに入り込み、正座する。正座して立たせた上半身を、前に倒して、奈美にかさなる。腰の勃起ブツで、奈美の秘所をひろげ、頭を挿し込む。
「ううっ、ああっ、ううううっ」
奈美は表情を強張らせ、押し殺したような呻き声を洩らす。苦痛、痛み、迫りあがってくる圧迫感。
「いたいのか、奈美、いたいのか」
「だいじょうぶ、だいじょうぶよ、小杉さん、だいじょうぶ」
呻くように声を洩らしながら、奈美の目から涙が流れ落ちるのを、裕二が見てしまう。自分のモノが奈美の深くに埋まるところまで、挿し込んでしまって、静止させた裕二だ。奈美は、苦痛に耐えた。引き抜かれて、裕二は射精がないまま終えた。

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